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302B
" Pigeon Full Span "
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―鳩は翼を広げ飛び立つ―

「決めた。来月息子の誕生日なんだよね」
ある日突然その依頼は舞い込んできた。
幸い期間は1ヶ月あり、簡単な物で良いとのことだったため、今回の依頼を受けることとなった。
きつね工房初の受注生産。
果たしてその行方は―
・開発にあたって
一般向けとしては、やはり連発式のほうが人気が高いため連発式を選択。
現状、きつね工房の連発モデルはレオパルドとピジョンの2機種しかない。
生産性を考慮した結果、ピジョンをベースとすることが決定した。
連発の受けが良いとはいえ、当たらなければすぐに飽きてしまう。
そのため設計変更を加えて、銃身長をスタンダードな210mmまで延長することとした。
銃身の延長に合わせ、グリップの延長とトリガーガードの形状変更も行った。
・諸元概要
| 型式番号 |
FCW-302B |
| コードネーム |
Pigeon Full Span |
| 方式 |
三角回転翼式 |
| 装弾数 |
9 |
| 銃身長 |
210mm |
| 全長 |
220mm |
| 全高 |
135mm |
| 全備重量 |
307g |
| 素材 |
アルミ、MDFほか |
| ロールアウト |
2017年4月 |
| 製作時間 |
23時間(実働) |
・各部詳細
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機関部に設計変更は加えていないため、装弾数はピジョンと同じ9発。
銃身長を210mmに延長したことで威力と命中率が向上している。 |
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子供用ということで安全面に配慮し回転翼に面取り加工を施した。
ケガだけでなくゴム切れの予防にもつながる。
手間はかかるがなかなか良い雰囲気に仕上がったため、今後も採用するかもしれない。 |
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原型機ピジョンとの比較。
銃身の延長とグリップのフルサイズ化が行われている。
ネジの位置を比較するとよくわかるだろう。
サイズ以外にもトリガーガードの形状変更と、キーホルダーの廃止で識別できる。
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・デザインについて
ピジョンのデザインを受け継ぎつつ、フレームの切り欠き部分のバランスは銃身の延長に合わせて再調整している。
また、トリガーガードを曲げ板式から削り出しに変更。より精悍な印象となっている。

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| 302B "Pigeon Full Span" |
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