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今回も3D CADを使用して設計を行った。
複雑なパーツ構成は、この画面上での微調整によって実現されている。
先代のX101と比較すると、一つ一つのパーツ形状が単純化されているのがわかる。
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機関部はX101と同様にスライドを介した瞬間開放式を採用。トリガーはステンレス製、スライドとフックは真鍮製で、フックの先端を薄く削り込むことで射撃精度を高めている。
また、トリガーの半引きでレーザーが照射される点も同様。
レーザーサイトには、フィルターをかませることでポイントが十字になっている点にも注目だ。(下写真)
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サイドパネルを外すと、本機がX101の血筋であることがよくわかる。
写真では一部しか見えていないが、光軸調整は2枚の鏡によって行われている。
レーザーモジュール自体は固定されており、一枚目の鏡で上下方向、そして二枚目の鏡で左右方向の角度を調整する。
鏡の設置位置など、詳細は上の図面をご覧いただきたい。
また、フロントパネルは、航空機材料等に使用されるドライカーボン製である。
実はコレ、もとになる板を焼き上げるのに8時間を要する。
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X105を解体した写真。組み立てれば見えなくなる部品まできっちりと仕上げられている。
また、外見の割にかなり部品数が多いことがわかるだろう。ネジや電装部品など細かいものまで含めると部品数は200に迫る。
圧倒的な部品数は本機がいかに高度なプロダクトであるかを物語っているといえる。
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グリップは従来通りMDF削り出しであるが、切削技術の進歩と塗装によって馴染み・見た目ともに過去最高の仕上がりとなっている。(当社?従来比)
メインスイッチはグリップ左下方に配置されている。
照光式スイッチを採用しているため、起動時は緑色に発光する。
マガジン式の電池ボックスも継承しているが、ロック機構をマガジン側に移設。
アンダーガードを前方にスライドさせるというよりプレイバリューの高い方式に進化している。
アンダーガードはS,B,A,B,A,B,Sの7層構造。電池ボックスだけで126gという重量があり、重心バランスを整えている。
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トリガーガード前方には隠しスイッチが仕込まれている。カバーを開きONにすることで電飾が点灯する。
ちなみにグリップから本体両側を走っているメッシュパイプ内部には銅線が通っているのだが、左側がレーザー用、右側が電飾用と系統が分かれているためメインスイッチを入れなくても電飾を点灯することが可能となっている。
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"日本ゴム銃・オブ・ザ・イヤー2015"に向けて青色LEDによる電飾を装備。
銃身上面の隙間とトリガーガードの隙間にそれぞれチップLEDを、銃身両側面にそれぞれ3mm LEDを設置し、計4灯となっている。
銃身側面には、カーボンクロスを張り付けたアクリルが使用されており、LEDの光をよく通しつつカーボンの模様を美しく浮かび上がらせる。
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可動部を展開させた写真。ゴム銃は本来トリガーやフックが動けば十分であるが、電池ボックスやスイッチカバーが可動式となっている。
やはり可動は男のロマンであるw
下の2枚の写真では、丁寧に仕上げられた断面に注目してほしい。
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